VPL-VW60展示開始。「インプレッション」 石川県 ホームシアター
SONYのフルHDプロジェクターVPL-VW60が入荷しました。
前作VPL-VW50のマイナーチエンジモデルで、特にコントラスト比を飛躍的に向上させ、35,000:1(15,000:1前モデル)の業界最高値を実現し、さらにブラビアエンジンも搭載して登場しました。
早速試聴室へ設置し、スクリーンとのマッチングを調整しました。
当店のリファレンススクリーンは、スクリーンリサーチ ClearPix Motorized Screen の110インチです。
以前は、スチワート スタジオテックHD130を使用していましたが、音響的改善を目的に変更しました。
THX認証を得たこのスクリーンは、コントラストや色再現においても、サウンドスクリーン(音を透過するスクリーン)の映像面のデメリットをほとんど感じさせない性能をもっています。
HD130に比べ若干色再現がドライな感じですが、白ピークもちゃんと伸びていて、パワー感十分です。
ホワイトバランス、色相等、通常の調整に加え、今回はプロジェクターに同梱されている調整用アプリケーション「Image Director」を使用してみました。
PCと接続し、微妙なガンマ調整が出来るこのソフトは、リファレンスプロジェクターQUALIA004時代に開発されたアプリケーションで、Q004、VPL-VW100、VW50/60、これら3兄弟すべてに使用出来ます。
まず大きな曲線で粗調整を行ってから、細かなスケール(1%スケール、等)に切りかえ、調整を行いました。
操作も簡単で、重要なデータを消滅させないよう、うまく工夫されています。
普段Q004を見慣れている目で見ると、民生機器的なキララ感を強調した若々しい映像で、テレビ的印象です。
ランプの影響もあるのか、Q004はHDVSのマスターモニターと比較してまったく違和感のない高品位映像であるのに比べ、格の違いは否めないものの、この価格でこの性能のというのは、かなり刺激的な価格破壊であることは、間違いありません。